固形潤滑材ワックスの特徴

弊社製品は固体潤滑剤をパラフィンやワックス等の軟質自然硬化型の油脂で固めたものを機械的に加工し、低摩擦係数が必要とされる摺動面や回転体に押し当てる事により、画用紙にクレヨンで色を塗る様な感じで、絶えず固体潤滑被膜を自己形成できることを特徴としています。

また、一旦形成された被膜はその部分が高荷重により剥離しない限り、被膜上への過剰形成がされない為、機械にとって絶えず理想的な被膜が形成されている事になり、余剰被膜形成を防ぐ意味から、資源の節約にもつながります。

その固形潤滑材ワックスを特別な形に成型し、クレーン車輪フランジの摩耗対策用として専用に開発されたのが、トッキのフランジ塗布器です。

フランジ塗布器の特徴

フランジ塗布器は、固形潤滑材ワックスを使用したクレーン車輪の摩耗を防ぐために開発された、使いやすい塗布器で、手間と経費の削減を実現します。

一度潤滑剤をセットすれば、フランジのカジリ面がヤスリの中目程度なら、塗布後3日くらいで治まり、フランジ面に皮膜が安定付着した後は、ボルドンワックス1本で4ヶ月以上使用できます。

特徴

  • 塗布量が一定。極圧潤滑剤特有の皮膜を形成するので、安定した密着が続きます。
  • 油膜切れを起こさず、車輪フランジ部の寿命が3~4倍に延長します。
  • 車輪のスリップが発生しません。
  • クレーン周りが汚れず安全です。
  • 防錆力を発揮し酸化を防ぎます。
  • 取り付け方法が簡単で設置前のみならず、稼動中のクレーンに後付けが可能です。

各部位の特徴

ワックスホルダーの外部は防塵対策が万全!

回転部はダストシールと圧入キャップで保護していますので、外部がどんなに汚れても動作はスムースです。


万が一、内部に汚水やダストが入っても、接触シールタイプのベアリングを2個使用しているので、安心です。


蝶ネジを緩めるだけで簡単にワックスが交換できます。

スプリングワッシャーと板バネの相乗効果で、蝶ネジの緩み防止しています。


アジャスターに回り止め対策を施し、角度調整ボルトがスパナ1本で固定できるようにしています。


X-1~X-4の型番とトッキのロゴマークを明記しています。

型番とロゴマークの無いコピー商品が出回っていますので、ご注意下さい。


本体パーツにはステンレス鋳物を使用。
また、ボルト・ナット・ワッシャー類は三価クロメート品を使用し、環境に配慮しています。

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